日本聖公会( Nippon Sei Ko Kai : Anglican Church in Japan )は英国聖公会(The Church of England)
の系譜に属する教会です。英国聖公会は16世紀の宗教改革の時代に、ヘンリー8世の治世下においてローマ・カトリック教会から独立して誕生した教会です。
英国聖公会は17世紀後半から海外への宣教を開始、アメリカ、カナダなどで聖公会の教会が誕生し、拡大していきます。日本にはアメリカ、イギリス、カナダからの宣教師が来日、明治20年に日本の聖公会の教会として「日本聖公会」と命名されました。「聖公会」という名称は、2つの歴史的信経としての使徒信経、ニカイア信条の中にある「聖なる、公同の教会(Holy
Catholic Church)」という用語を採用したものであります。
今日において聖公会という教会は、英国聖公会のカンタベリー大主教座に連なる教会共同体として世界に161カ国、7000万人以上のメンバーが属するグローバルな共同体となっており、この共同体のことを全世界聖公会(アングリカン・コミュニオン)と呼びます。
日本聖公会は11教区で構成されており、約300の教会と立教大学をはじめとする関係諸学校、聖路加国際病院をはじめとする関係諸病院、諸福祉施設があります。
明石聖マリア・マグダレン教会が属する神戸教区には28の教会があり、神戸松蔭女子学院、神戸国際大学、聖ミカエル国際学校などの関係諸学校があります。